盆栽

小さいアパートの錆びた鉄骨の階段などに盆栽が置いてあると、 日本人の潜在的な住環境の理想を垣間見るような気がします。 昔から金銭的に余裕のある人もそうでない人も、庭園に数寄をこらしたり、 盆栽を配してミニチュアとしての自然を楽しんだり、自己の周辺に自然を 配する住み方に理想がありました。大名や武家屋敷をみても、 庭園に投ぜられたエネルギーと、彼らが住んだ屋敷への金のかけ方の アンバランスが、仮の姿としての「いえ」に対する認識と、自然に対する 愛着という憧憬の存在を示していると理解できるかもしれません。 最近では若者もワンルームマンションで盆栽をするそうです。
前へトップページ次へ | MK | 2003/11/ 6