日本の「奥」

日本の特に宗教建築では、最も聖なる場所は「奥」に配置され、入口からは 見ることができない構成になっています。例えば神社で鳥居から本殿に至る参道を 一番奥まで進まなければ本殿を拝むことはできません。日本人にとっては「奥」への アプローチが大切なものであり、ファサードを最も重要とする西洋の考え方とは正反対にあります。 朱色のトンネルのように小さな鳥居が連なる稲荷の参道を一歩一歩踏みしめながら歩いていくと 日本の「奥」を体感することができます。
前へトップページ次へ | DS | 2004/4/24