京都の東山七条には豊国廟という豊臣秀吉の墓があり、山の頂上に置かれた石墓に向かって565段もの階段が急な斜面に打込まれています。本殿なども存在していたといわれていますが、現在に至るまでに本殿や他の構成要素は削ぎ落とされ、階段だけが残っており逆に象徴的な威厳に満ちた空間がそこにはあります。階段という一つの建築構成要素のみで空間が成立している様は現代の建築の成立の要因にはない異様さを感じます。
前へトップページ次へ | TH | 2004/11/ 1