設計事務所だけでなく、組織において情報の伝達システムは、
非常に重要な要素であることと同時に、それ自体が組織そのものといえる。
ただ、建築における情報の難しさは、その普遍性にある。
それは莫大な数の「当然、こうあるべきもの」の集合体である建築は、
安易な考えを一切受け入れず完全に拒絶する。
だから「当然、こうあるべきもの」を超えるには、
毎回、莫大な数のどう有るべきか?という検証が必要になる。
そこで、その人間の資質というか「常識」が問われるのである。
だから、いくらデザイン能力があっても、
常識の無い人、情報伝達能力の乏しい人には難しい。
ただ、デザインが出来なくとも、情報伝達能力が高く、
普遍性を検証する能力のある人は、
美しくなくとも、いい建築をつくれるかもしれない。
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| TS | 2004/12/ 6