連休や旅行など何かイベント事がある時は、その瞬間よりも、 その直前の時間が一番楽しく感じたことはないだろうか。例えば、遠足前日の落ち着かなくて眠れない状態。 「NARITA~Romantic Atmospheres~」というCDがある。 その名の通り、成田国際空港を舞台としたCDであり、収録されているのは待合ロビーのざわめきと、 時折聞こえる出発便を知らせる館内アナウンスのみ。 これだけ聞くとただの雑音のように聞こえるかもしれないが(いや、実際は雑音かもしれない)、 聞いていると以外な心地よさを感じる。 これから向かう土地での出来事に思いを馳せながら、 コーヒー片手に搭乗便名が呼ばれるのを待つ自分、そしてその時の心地よい高揚感を思い出すのである。 このCDは人の期待・高揚感を実にうまく利用している。 目的地での行動・体験よりも未知な世界へ踏み出す瞬間の期待・高揚感に、 「action」よりも「approach」に興味を持ち始めた。
前へトップページ次へ | KK | 2005/5/ 8