17世紀フェルメールらオランダ絵画の巨匠達の作品に見られる、 陰影を持ちつつ且つ透きとおるような光の描写。 それらは通称「Dutch light-オランダの光-」と呼ばれ、海と空に囲まれたオランダ特有の光と その表現方法であると考えられている。 オランダ建築を考えるとこの影響は非常に大きい。オランダの建築は他の都市に比べてより発色が強いため、 建物自体がそれぞれより鮮明で存在感を感じさせる。しかし、それでいて際立つことなく 周りの空気に溶け込んでいるようでもある。 光は物質に反射することでその存在を認識されるため、建物を計画する際、 つい物質のほうに目が行ってしまうが、場所や時間によって変わるその場での光の濃度を認識することが 非常に重要になる。
前へトップページ次へ | KK | 2005/7/13