神戸北野町。 行政、地元住民により景観保全のための取り組みがなされている。 その守られるべき景観とは何によってつくられているのか。 異人館やレンガ塀といった建造物はもちろん, 町の構造も景観をつくる大きな要素になる。 ここでは、坂と細い道。 六甲山の斜面に開けたこの土地は当然坂だらけ。 その坂は2mほどの小道で、 うねうねと異人館の間を縫うようにつづく。邸宅内に残る緑が至る所で塀越しに顔をだす。 坂とその小さなスケールによって、散策していると迷路的な楽しさをあじわうことができる。 文化財の保護と緑地率の確保、道路拡幅の抑制をもって、 景観の点でのいわゆる北野らしさを保全していくことができるのではないだろうか。
前へトップページ次へ | AO | 2005/7/ 5