京都デザイナーズウィークの一環で、高松伸氏、隈研吾氏の講演会が開かれた。場所は能楽堂。小ぢんまりとした舞台からの講演を、それをくの字型に囲う観客席から座布団に座って聞くというものだった。高松氏は近作のスライドが中心。海外の大規模なものばかりで、コンペ時のドローイング、CGやシートなどの高松事務所の手法や戦略、また迫力のある現場の写真などをスピーディーに、笑いを交えたトークでエンターテイメント性が強かった。 次に隈氏のテーマは「場所について」。著書にもあるように建築を非オブジェクト化したい、また、ライトの言葉を引用して、新しく建築が入り込むことによりその場所が良い所だと再認識されるようなものを作りたいと述べていた。建築雑誌では見られない、ただの風景写真のような建築写真が印象深かった。また、職人や施主への対応の仕方なども興味深い話だった。 第一線で活躍される建築家の生の話は、緊張感があり、刺激的なものだった。
前へトップページ次へ | MY | 2005/10/17