構造設計の偽造問題が、ニュースを賑わせている。一部の犯罪者による事件と言ってしまえばそれまでなのだが、全ての人に不安を抱かせ、建築業界自体に悪いイメージが広がってしまったという事実は否めない。 モラルを無視し、利己的な利益の為に犯された行為。過剰な利益を追求した代償、限度を超えた低価格で購入した代償、建築業界の上下関係やチェック機能の体制の問題等、法的責任の差異の大小こそあれ、もはや純たる被害者、加害者はない。レベルはともかく、この事件は氷山の一角に過ぎないのだろうと懸念される。しかし、それをチェックする体制や資金は、そう簡単に改善されるものではない。今後の政府の対応を見守りたい。 世界からは先進国と言われている日本ではあるが、欧米諸国に比し、建築業界への低い扱いは、一般社会ではありえないことが多々ある。せめてそれへの改善の警告になれば良いのだが。
前へトップページ次へ | MY | 2005/12/10