京都嵐山の祇王寺は、赤、朱、橙、黄、緑のモミジが、苔庭や竹林の緑をバックに映え、そして幾重にも重なり、交じり合っていた。今年の紅葉は例年より鮮やからしい。紅葉とは、冬に木が省エネのような目的で葉を落とす前に、クロロフィル(葉緑素)の成分が変わり変色する原理である。今年は、変色の準備期間である10月の昼夜の気温差が大きく、また雨が少なかったので、より鮮明に変色したということだ。 このような自然が作る偶然の変化は、人々の目を楽しませる。自然が作る造形には、必要性から作られる造形には、いかなる人工物も、それを上回ることは出来ないと思う。建築は自然を尊重し、環境と共生しなければならない。
前へトップページ次へ | MY | 2005/12/ 1