かつて建築を変化する物として捉えるメタポリズムの思想が、60年代の日本に生まれた。そんな時代背景を色濃く残した、黒川紀章氏設計の中銀カプセルタワーを訪れた。 住居カプセルは鉄筋コンクリート造のコアに、高力ボルトで固定されただけで、完全取替え可能である。まさに建築の新陳代謝である。竣工から現在に至るまで、新しいカプセルが付加されたり、交換されたという情報は聞いてないが、メタボリズム理論の象徴的な建築であることには変わりない。また、メタボリズム理論の新陳代謝、交換、リサイクルは、現代のサスティナブル建築の原型ともいえるかもしれない。
前へトップページ次へ | YF | 2006/11/18