町並みの質

スペイン アンダルシア地方の山間部にカサレスという小さな村がある。 山の谷間の急傾斜地に住居が建てこんでいる。真っ白な壁、橙色の瓦屋根、澄み渡る真っ青な空。まさに「絵のように美しい」光景である。見事に調和の取れた町並みは、デザイナーが手を加える余地もない程、完成されたものであった。狭く勾配のきつい路地道や昔ながらの工法の建物では、恐らく日常生活では不都合なこともあるだろう。しかし、それでも町並みを維持し続けている住民の強い意志を感じた。 町並みの質は、まさに住人の意識の質なのだと改めて思う。
前へトップページ次へ | RF | 2006/12/15