高台寺日本庭園

京都の高台寺は秀吉とねねの寺として有名だが、日本史上最高のデザイナーのひとりである小堀遠州作の庭があることでも有名である。日本庭園は奥行きのない空間のなかにいくつかのレイヤーを圧縮し、最小限の要素で全体を暗示させようとしている。高台寺ではこれに敷地の高低と池、回廊が加わりとてもダイナミックなものになっている。 庭を見るときに気をつけていることだが必ず座って見ることである。しかも部屋の一等地において。かつての主人が座ったであろう位置を見極め「座って」見る。当たり前のことだが、視線の高さが変わると景色は一変する。そして、その奥行き感はより深みを帯び、スケールや配置に関して正しく理解することができると思う。
前へトップページ次へ | YA | 2007/1/29