聖アンデレ教会礼拝堂

聖アンデレ教会礼拝堂(設計:香山壽夫+環境造形研究所)を訪れた。
左右対称のファサード、左右対称の平面で、建物自体は実に整ったかたちをしている。
ところが、敷地と道路の間に高低差があったりするため、前庭には少し工夫が施されている。左右対称は崩され、敷地の形状に従うようにアプローチは90度に折れ曲がり、その屈折点には、小さな広場状の場所がつくられている。
シンメトリーにこだわらずに周辺の条件に素直に従うことによって、前庭はむしろ活き活きとして見えた。
ゴシック的な厳しい世界観ではなく、ロマネスク的ともいえるおおらかさが全体にただよっており、日常に溶け込む礼拝堂としてふさわしい場所になっている。
前へトップページ次へ | TT | 2007/4/21