伊藤若冲展

京都相国寺内にある承天閣美術館では「伊藤若冲展」が行われていた。
緻密で、極彩色の日本画の掛軸が連なり、暗闇の室内で光の帯のように浮かび上がって見える。また展示室内には、鹿苑寺(金閣寺)の諸室も作られ、それら壁画のつながりを、その空間の中で立体的に体験することが出来る構成となっている。
独立した各々の絵は、一連のボリュームとして捉えることにより、新たな空間を生み出していた。
若冲のアングルは、現実には有り得ない角度や、構図を用いて、独特のストーリーや、空気感を作り出している。(3次元である空間を、2次元の平面へ)次元を下げて、新たな空間を作り出しているとも捉えられる。
建築においても「時間」という次元をより積極的に組み込むことで、新たな空間を生み出す糸口になるだろう。
前へトップページ次へ | MY | 2007/6/ 5