伝統の合理主義

西沢文隆氏の著書に、「伝統の合理主義」がある。 華々しい伝統建築の片隅にある、人目につかない側溝の写真などを載せ、 そこに込められた、当時の職人の気遣いなどを読み解いていく内容である。 地味な内容ではあるが、そこからは、著者の建築への愛、人への愛が伝わってくる。 ほとんどの人が気付かずに通り過ぎるものに気付ける観察力。 それがあってはじめて、表現することの入口に立つことができるのではないか。
前へトップページ次へ | TT | 2007/7/28