世界平和記念聖堂

村野藤吾の建築は近代建築において特異な位置を占めているといわれる。
近代建築が大雑把に言えば造形上抽象化をはかるものであるから、
装飾的な要素をもつ村野の建築は近代建築の王道とは一線を画するものとなるのだろう。
村野作品において、この装飾的要素というのが多分にその建築の雰囲気をかたちづくっていると思う。
代表作のひとつ世界平和記念聖堂では、
窓は花びらを模ったようなかたちで、そこにステンドグラスがはめられている。
その意匠が荘厳ななかにもやさしい雰囲気をつくっているように思う。
いままで敬遠していた装飾的なものについて改めて考えるきっかけを与えてくれる建築だ。
前へトップページ次へ | AO | 2007/8/ 1