世田谷美術館

世田谷美術館を訪れた。
公園内につくられ、広い敷地を存分に活かした、のびやかな建築である。
最大の特徴は、建物に付属する長い回廊である。
これが美術館の幹線通路として各室を結びつけると同時に、
外観において水平方向の広がりを強調している。
ディテールにはライトの影響があるように感じたが、
それだけではない、独特の華やかさと人への愛があるように思った。
無料開放エリアが充実しており、市民ギャラリーや喫茶店が、
ちゃんとした位置づけとして設計されている。
公園とつながっている中庭は一層分下がっており、人を誘い込むと同時に、
基本的に水平方向が強調されたこの建物に、垂直方向の広がりを生み出している。
公園という立地条件での骨格のつくりこみに、確かな強さの感じられる建築であった。
前へトップページ次へ | TT | 2007/9/ 8