香川県庁

香川県庁を訪れた。
丹下健三の代表作のひとつである。
寺院建築を思わせる柱と梁の隙間に納まるべくして納まっている竪樋や、
センターコアによって実現された短い動線と明快な外観、
広大なピロティの一箇所だけに垂直に通されたモニュメンタルな設備配管など、
意匠、構造、設備が総合的に判断されて解決されている。
全体構成から細部にいたるまで、
美的な問題も含めて論理立ててつくりこまれた空間から思い浮かんだのは、
「切れ味のよさ」「聡明さ」といった言葉であった。
竣工から間もなく50周年を迎えるが、今なお、堂々たる風格である。

前へトップページ次へ | TT | 2007/9/ 1