ジェンネ旧市街

アフリカのマリに、世界遺産であるジェンネ旧市街がある。
土で作られたまちで、地面と同じ茶色の建物が建ち並んでいるのであるが、
その建物群は、おとぎの国から抜け出してきたかのような、柔らかい曲線で構成されている。
先日、テレビ番組で紹介されているのを見て、その曲線の由来を知った。
建物のつくり方として、日干しレンガを積んでいくのであるが、
積んだ後の最後の仕上げに、泥を手のひらで塗りつけていた。
手の平で直接触って仕上げていくのであるから、柔らかい曲線が生まれるのは当然であるといえる。
砂漠の真ん中の町で、材料としては土ばかりが無数にある中で、そのつくり方は必然であったかもしれない。
建物は、世界中どこでも、基本的には「合理的」につくられるのであるが、
それでも多様なバリエーションが生まれるのがおもしろい。
前へトップページ次へ | TT | 2007/9/29