未来都市の考古学

建築に興味を持ち始めたころ、「未来都市の考古学」という展覧会が、近所の美術館で開催された。
何世紀も昔から現代に至るまでのデザイナー達が夢見た理想都市計画を一同に集めた展覧会であり、
ルネサンス時代の、教会を中心とした要塞都市あたりから始まり、
アーキグラムやレム・コールハースのドローイングに至るまでを時代順に紹介していた。
工業化をテーマに扱った構想もあれば、共産主義を基本に据えたロシアの構想、
歴史主義的なナチスの都市計画もあり、それぞれの時代、国の理想が強く込められた作品群であった。
ほとんどの計画は実現されず、もしくは不完全な形で実現されたのであるが、
ドローイングに込められた理想の輝きは、今でも心に残っている。

前へトップページ次へ | TT | 2007/9/22