フランク・ロイド・ライト

フランク・ロイド・ライトの作品集を見ていると、桁外れに広いリビングルームなどが登場する。
ところが、その広さを無駄に感じることが無い。
そのリビングは、数人でも居心地がよさそうだし、少なくとも十数人程度までは気持ちよく過ごせそうに見える。
そういったリビングは、壁際にいくつものコーナーがつくられ、真ん中あたりはぽっかりと余白として残されたりしているのだが、この余白が、ただの余った場所にはなっていない。
天井や床の高さの調節、小さなコーナーとの対比などによって、充実した余白として使い切られている。
日本において、そこまで面積に余裕のある設計条件はなかなか無いとは思うが、
余白への意識は、その部屋全体を充実した空気で満たすために重要な要素であると思う。
前へトップページ次へ | TT | 2007/10/27