南方熊楠展

ワタリウム美術館で行われている南方熊楠展を訪れた。熊楠は粘菌の研究者として有名だが、柳田國男と民俗学を立ち上げたり、南方曼荼羅なるものを創るなど、幅広い考察をもった人物であった。
建物は1990年にマリオ・ボッタによって設計された打放しのコンクリートと黒花崗岩のストライプが印象的なファサードをもち、内部はプライベート美術館という特殊さもあり、白く明るく透明な空間が多くなった昨今では考えられないような陰影の強いものになっている。
どの階層にいても地下室にいるような感覚を覚える空間である上に、熊楠の展示と相俟ってなんとも言えないディープな体験となった。
前へトップページ次へ | YA | 2007/11/ 5