シーグラムビル

ミースによってマンハッタンに建てられた唯一の建築。
竣工は1958年。 今から50年前。
外形は四角い箱だ。けれど、一目で他の高層ビル群とは異なるオーラがある。
モニュメンタルな建ち方をしている。
基壇、広場、3層構成。
きわめて古典的な建築ヴォキャブラリーが垣間見える。
1Fレベルをわざわざ通りより持ち上げて基壇をつくり、基壇上建築前面に十分な広さの広場を用意している。
足元はピロティで、その上からH型のマリオンが頂部まで伸び、上層部のみガラスをパネルとしている。
ブロンズで被覆されたH型マリオン、1F床に敷かれた1m□程度の大判の御影石、エレベーターコアに貼られた床石と同寸のトラバーチン。
厳選された素材と古典的な構成、そしてエッジの効いたディテールが
超然とした建築をつくっているように思う。
前へトップページ次へ | AO | 2008/1/30