MartinPuyear

MOMAのコンテンポラリーギャラリーにてMartin Puryearの個展がおこなわれている。
手作業でつくられた巨大な木の彫刻が並ぶ。
5層吹き抜けのギャラリーをいっぱいに活用した彫刻だ。
うねうねと上方へすぼまりながら伸びる梯子、
何に使えるのかわからない農具のような彫刻、
直径6m近くある車輪とシャフトらしきものでつながれた籠、
木の塊をのせた台車から吹き抜け天井まで伸びる尖塔。
なんとも形容しがたい形態が転がっている。
それらは手でつくられた跡が垣間見え、
とても親しみを感じる。
ただ、その手作業の精度は半端なく、
高い技術力が作品の質をささえていることがうかがえる。
また、これらの作品が民芸調には決してみえず、
モダンな印象を与えるのは各々の部材のそぎ落とされたメンバーに起因するように思う。
とくに長い長い梯子の彫刻は思わず、見上げてしまいその先を想像させるようで、
魅力的だった。

前へトップページ次へ | AO | 2008/2/13