イサム・ノグチ・ガーデンミュージアム

ニューヨーク郊外にあるイサム・ノグチ・ガーデンミュージアムを訪れた。イサム・ノグチの彫刻が数多く集まる美術館は、世界でも香川県の牟礼にあるイサム・ノグチ庭園美術館と、ここニューヨークの2箇所。
印刷工場を改修したイサム・ノグチの住居兼アトリエを公開している。彫刻作品は、庭、建物内部、半屋外に散りばめられているが、やはり庭に佇む彫刻が、最も相応しい場所だろう。庭に配された彫刻は、緑の影や、ベンチから眺めたり、2階から覗き込むことも出来る。何より「石」としてあるべき場所だと感じさせる。そして、周りの空気を変えている。
室内に展示されたものには、スポットライトが当てられ、陰影を際立たせ、その背後には影という、もう一つの造形を作り出していた。また、「あかり」と呼ばれる和紙でつくられたランプシェードの照明器具も群をなして展示されており、光の彫刻(影の彫刻)のように、暖かな空間を演出していた。
アメリカの文化との融合によって、異文化を知ることによって、より日本の精神が際立つような、日本らしさのような造形、空間を作り出せるのだろうか。控えめだが、芯が通っている。

前へトップページ次へ | MY | 2008/2/ 5