BeineckeRareBookandManuscriptLibrary

ベイネック稀覯本図書館はSOMの設計によって1963年に完成している。
驚くことだらけの建築なのだが、
まずその構造に驚く。
43m×26m程度の長方形平面のボックスが4本の柱で支えられている。
また、持ち上げられたマッスの内は無柱空間だ。
外殻のフレームだけでこのボックスを形成しているようにみえる。
そのフレームもくびれがあって有効断面は極めて細い。
これで建っているのが驚きだ。
素材について
何といっても壁面のオニックスに注目せざるをえない。
3m角ちかい大きさで1枚ものという信じられない使われ方をしている。
オニックスはガラスのように扱われ光を内へ通す。
紫外線をカットしつつ自然光をとりいれることが目的だろう。
空間構成にもおどろく。
オニックスのボックスの内にガラスのボックスが組み込まれた入れ子状の構成だ。
稀覯本の書架をダブルスキンで保護していることになる。
ただ内皮と外皮の間のスペースが肥大化していて
若干展示空間という機能をもつが、5層分のヴォリュームが用途をもってないに等しい。
この隙間がこの建築を感動的にしているのだが、
何とも贅沢な建築だ。
前へトップページ次へ | AO | 2008/3/ 5