ムンク展

兵庫県立美術館において、『ムンク展』が行われている。
ムンクは、一般には「叫び」や「不安」「嫉妬」など、人の根源的な感情を見つめ、人物を象徴的、表現主義的に描く画家として認識されているが、今回は装飾画家としての切り口による展示となっているのが興味深い。
ムンクは自らの中心的な作品を「生命のフリーズ」という一連の作品と考え、これらの作品の組み合わせや並べ方を試行錯誤し、そこから生じる意味を追求していた。生や死、孤独や不安といったテーマを単体で捉えるのではなく、一連のものとし、またそれらを装飾として捉えることにより、ムンクの作品は新たな側面を感じさせる。

前へトップページ次へ | RF | 2008/3/ 7