共通の喜び

「建築家は、ひとびとの共通の願いや喜びをかたちにすることを求められているのだ。」
香山壽夫の言葉だ。
その背景となる秩序は、私達ひとりひとりの内に分け与えられている。
しかしそれは、私達の内にあっても
決して明示されることなく秘められ隠されている。
しかし、それは稀にそして瞬時示されることがある。
目をこらし、手を動かして働いているある一瞬の時にである。
熟達とは、この一瞬の訪れがいつきてもよいように自分を準備しておくことではあるまいか。
建築を生業とするものにとって、絶えず思い起こさなければならない言葉だと思う。
前へトップページ次へ | AO | 2008/3/26