神保町シアター

RC造の表面に4.5ミリ厚のスチールプレートを浮かせて覆った多面体をしたフォルム。

スチールプレートはスリットを設けながら組まれており、樋や開口が組み込まれている。スチールプレートの表面の仕上げは、製作の過程で作られたと思われる凹凸が残されたままで建物全体は荒々しく、黒鉄色の外壁は素材感を強調し鋭い印象を受ける。

映画館や吉本の劇場が入る建物としては、不向きなのではないかと思われるが、新しい原石の入る入れ物とも取れなくもない。

小屋をイメージして作られたという塊は、日建設計という組織事務所の設計に似つかわしくない凶暴なものであった。

前へトップページ次へ | MY | 2008/4/29