都市型住居

街の中で狭小の建売住宅をみかけるとかなしくなる。
道路に面して塀を立て、そのすぐ裏にほんのわずかなスキマを明けて
住居の壁がたちあがる。
玄関も道路と目と鼻の先だ。
都市型住居において最も配慮されるべき課題は
住居と道の接する面にあらわれる。
ここで、公と私、内と外、個と全体といった
建築において最も重要な対立の切断と連続がおこなわれるからだ。
日本の伝統的な町家では、前庭や路地庭あるいは
格子や軒先といったさまざまな工夫や装置がこうした対立の調停をするための
解決方法としてみることができる。
前へトップページ次へ | AO | 2008/4/16