東京カテドラルには大きなパイプオルガンがある。
NHKでも特集が組まれたという、立派なオルガンである。
訪れたときにはかなりの腕前の人が。現代のと思われる音楽を鳴らしていた。
最低音域をロングトーンで鳴らすと、建築自体が振動しているような異様な空気が内部空間に浸透する。
それは、荘厳という言葉ではぴったりこない、恐怖に近い感覚であり、
建築の荒々しいコンクリートの質感によく似合った、底力のある音色である。
スピーカーで聴くのではなく、その場にいるからこそ感じられるリアルな音色であり、貴重なひとときであった。
建築と音がひきたてあう、幸せな関係がそこにはあった。
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