ちひろ美術館

東京のちひろ美術館を訪れた。
内藤廣設計。
緑に包まれた美術館だ。
平面は3つの変形したヴォリュームを分散配置し、中央に中庭を取っている。
その配置が素晴らしいと思った。
各ヴォリュームは周辺の住宅街のスケールに対応していて北側のヴォリュームがが交差点に向って美術館の顔を作っている。
それは、程よい大きさの顔だ。
威圧感なく、十分に存在感のあるそんな佇まいだった。
中央の中庭は道路に向って開かれていて、
設計者の意図通り美術館のなかの雰囲気がまちに広がっていくようだった。
各ヴォリュームに展示室が分散されていて、
内部の大きさは収蔵作品の大きさに丁度よいように感じた。
間にとられた大小の中庭の大きさも快適だった。
各ヴォリュームに囲われているが、閉塞感は感じない。
ヴォリュームの間の抜けや中庭自体のスケールがそう感じさせるのだと思う。
庭はよく手入れされていて、いくつもの花が咲き、建物ともによく愛されているようだった。
庭と建物の境界にはパーゴラが設けられていて、そこに居る時間は自然を感じれるとても素晴らしいものだった。
配置計画が空間を決定付けることを教えてくれる建築だ。
前へトップページ次へ | AO | 2008/6/ 4