代々木体育館

代々木体育館を訪れた。
東京オリンピックの記念碑と呼ぶにふさわしい佇まいをしている。
その象徴性は、吊り構造のダイナミックな構造形態による。
巴形プランの主軸に位置する2本の柱に架けられたメインケーブル2本に
吊り材を架け渡して屋根がつくられている。
メインケーブルは柱を介して地上の巨大コンクリート塊まで引っ張られており、
そのケーブルの下がエントランスという劇的な構成だ。
スタンドは片持ちでせりあがるように持ち上げられ、屋根のダイナミックさを助長する。
全体が統合された形態だと改めて驚嘆してしまう。
半世紀近く前に、未知の世界を切り開いたエネルギーを、今訪れても感じることができる
まさしく巨匠丹下健三の傑作だ。
前へトップページ次へ | AO | 2008/6/18