パレストリーナ

ローマの東、アペニン山脈を背に山にへばりついた古代ローマ時代から続く街が今も残る。ここに建つコロンナ家の壮麗な宮殿は古代ローマのフォルトゥーナ神殿跡を見事に利用して立てられている。古代ローマの遺跡の構成は、フォルトゥーナ神殿を頂点に神殿群や宮殿が山の稜線と同じ角度で均整のとれた立面的にピラミッド状であった。
現在残る宮殿は平面的、立面的に古代ローマ時代の基礎や構造体を使い、かつての美しい古代ローマ時代の宮殿を思わせるプロポーションでたたずんでいる。
古代ローマ人の優れた特性である自然と建築の調和と、後世の人々の優れた感性によって生まれた最上の建築である。
前へトップページ次へ | KD | 2008/6/13