東京カテドラル

東京カテドラルを訪れた。
丹下健三の代表作のひとつであり、代々木体育館と同年に竣工している。
東京カテドラルもまた、代々木と同じく、構造の方針が空間を決定付けている。
HPシェルを組み合わせた形状は、頂部の十字のトップライトと広い床面積を両立させる、実に巧みな解決方法である。

HPシェルを組み合わせただけの、単純とも思える構成なのであるが、その施工はかなり困難だったのではないだろうか。
RCでつくられたHPシェルにはパネル割りや打ち継ぎの跡が残っているのであるが、それらはHPの形状にあわせて湾曲している。
割付ラインはHPにあわせて斜めに上昇しており、打ち継ぎ跡もまた、それにあわせてかなりの勾配に達している。
型枠の設置のためには、大空間を埋め尽くす足場も必要になるのではないか。
何かうまい技術や工夫があったのであろうか。興味深い建築である。

前へトップページ次へ | TT | 2008/6/21