WTC7

米国立標準技術研究所のWTC崩壊に関する調査報告書のニュースを読んだ。
WTC7ビルは47階建てで、飛行機が突っ込んだWTC1やWTC2と異なり、
火災の延焼により崩壊した。
火災によって倒壊した高層ビルが倒壊した初めてのケースとのことだ。
構造は鉄骨造。
外周部とコアにH型鋼の柱が並び、それらをH型鋼の梁でつないでいる。
報告書の内容は火災発生からの倒壊メカニズムを明らかにしており、
鉄骨造の熱に対するもろさを改めて痛感させる。
鉄骨材には耐火被覆が施されているが、長時間の熱には耐えられなかったとある。
現場ではスプリンクラーの送水管が破断し消火活動がなされなかったようだ。
高層鉄骨ビルにおける構造上、防火上の問題が浮き彫りとなったケースであり、
設計者としてこのような危険を改めて強く意識する必要を感じる。
前へトップページ次へ | AO | 2008/10/ 8