北京国際空港

北京の玄関北京国際空港は広域地図でもそのかたちが確認できる程
長大な空港ターミナルだ。
平面形は2つのY字を逆さにしてくっつけた形態で、
その大きさ、シンメトリカルな構成からいかにも中国らしい。
入口側のY字が国内線ターミナル、
奥のY字が国際線ターミナルで、
Yの交点が吹抜けになっていて、
到着、出発、鉄道フロアの結節点になっている。
入口からY字の尾っぽにむかって進んでいけば
飛行機にのれるというわけで、
極めてわかりやすい動線だ。
空港の建築計画ではサーキュレーションをいかにデザインするか
というところが大前提になろうが、
その点でこの平面形はおおいに成功しているといえる。
構造もこの平面形にかけられた曲面屋根を片持ち式鋼製支柱が支持する
シンプルなもので、平面形とも整合し、
また大空間に林立する高さの異なる柱の列が美しい。
屋根の立体トラスの複雑なジョイントは天井のうねるルーバーによって
半ばかくされ、空港デザインにみられるこってりメカニカルデザインが陰
を潜めている点も好ましくおもった。
前へトップページ次へ | AO | 2009/1/ 7