不均衡な構造

建築というのは四角い形状をしていることが多い。
柱は均等に配され、「檻の鉄格子パターン」に限定されている。
そのパターンを歪めようとすれば、
合理性の名の下に糾弾されてしまう。
音楽のように、多様なリズムを建築に持ち込めば
空間はずっと楽しくなるかもしれない。
先の合理性とは、すなわち経済性だ。
柱を傾けてでもみれば、
既製の材料を加工する手間がかかり、その分お金もかかる。
「熟考したユニークな構造の方針は、何も考えずに断面や平面に沿って
均等に分割した分散型ソリューションよりもずっと有効なことが多い。」
現代を代表する構造エンジニア セシル・バルモンドの言葉だが、
慣習的な思考に陥る危険に気づかせてくれる。
神戸大阪建築家

前へトップページ次へ | AO | 2009/7/29