下北沢

 道の整備はほとんどされることなく、商店街が発達したようで、細く曲がった道の両側に小規模店舗が軒を連ねている。
自動車の往来が少ないため、道路に積極的にはみ出している店舗も多く、また路上パフォーマンスを行う人もけっこういる。
曲がった道を歩いていると、自分がどこを歩いているのかわからなくなることもあるが、街路に活気があるため迷うことがむしろ楽しい。
車のための道路と、人間のための道路では違いがあることがわかる。
そろそろ区画整理計画は車のためではなく、人間のために計画しても理解を得られるのではないか。
優秀な役人なら、もう既に考えているだろう。
実行するには、大変なエネルギーを必要とするだろう。
しかし、人生をかけるだけの価値はあるように思う。
雑多な状態をバランスよく制御できているこの街の延長線上には、もっと更にすばらしい街の可能性がある。
六本木設計事務所

前へトップページ次へ | TT | 2009/8/ 8