ルーシー・リー

色に魅せつけられるということはなかなかないが、
ルーシー・リーの器がもつ色の鮮烈さに驚いた。
普段目にする印刷や塗装では現れない色がそこにあった。
試行錯誤の上見つけ出した土と釉薬の組み合わせなのだろう。
エッジに施されたブロンズ色との調和のあるコントラストによって
ピンク、黄、青、緑といった色がより鮮やかに浮かび上がる。
色によってはドギツイくらいにインパクトがあるが、
高台をしぼって伸びやかに広がる器のシャープなシルエットが
器として洗練された印象を生み出している。
機能性を失うことなく、そこにあるだけで美しい器たちは
陶芸の究極の形のひとつなのだと思う。
神戸+設計事務所

前へトップページ次へ | AO | 2011/2/16