狭い道路

最近竣工した現場の界隈は
車が1台なんとか通れる程度の道路しかない。
昔からの宅地で、大きなお屋敷もあって古い蔵もちらほらある。
住宅地として、理想的な街の骨格をもっているように思う。
幅の狭い道路は住宅地にはちょうどよい。
車がびゅんびゅん走れないから歩行者は安心だ。
車を使うには、多少神経を使うが、使えないわけではないし、
住環境のなかでは、歩行者のほうが優先されるべきだろう。
ご近所さんとすれ違えば、気づかないフリができない距離というのは
いやがおうにもご近所づきあいのきっかけになる。
道路が家の庭先的な空間になって、こどもたちの遊び場にもなる。
ムラ的コミュニティを誘発する素地がある。
将来大きな宅地は分割されミニ開発の建売住宅が並ぶ可能性が多々あるが、
こうした街の骨格は、一定の空地を確保できれば
高い居住環境を形成しうる。
こうした環境を守っていく施策が必要だと思う。
神戸+設計事務所

前へトップページ次へ | AO | 2011/4/13