関西国際空港

レンゾ・ピアノ設計の関西国際空港は
当初のコンセプト通り、全体はグライダーを想起させる形態になっている。
機能が集中するメインヴォリュームから翼を広げるように
boarding wingと呼ばれるヴォリュームが両側に伸びている。
翼の先端に向かってすぼまるように伸びる形態は
ステンレスパネルによって滑らかに包まれていて、非常に美しい。
屋根の形態を決定する幾何学は壮大で、
航空管制上の諸条件をクリアするために
半径16.4kmの円弧の回転体としてつくられている。
ただ、全長1.7kmに及ぶその構造物は
実際にに訪れても、その全容を確認することが難しく、
ヒューマンスケールからかけ離れた規模ゆえに
構想の魅力のすべてを建築として体験できないのが残念なところだ。
神戸+建築家

前へトップページ次へ | AO | 2012/2/ 8