ジャクソン・ポロック

以前に、ジャクソン・ポロックの展覧会をみた。
絶頂期の1950年頃の作品群は革新という言葉がぴったりで、
何かあたらしいものが生まれたエネルギーを
60年経った今でも、絵を前にして感じることができる。
たばこを片手に、Tシャツにジーンズ、黒いブーツを掃いて、
床に置いたキャンバスにむかって筆をふるうポロックの姿は
アウトサイダー的でかっこよい。
その様子からは、ただの落書きのように思えた絵が、
目の前に立つと、網の目のような筆致の全体に、調和のある空間をみることになる。
その絵を前にしているだけで、気持ちが高ぶってくる。
なかでも、「インディアンレッドの地の壁画」は
画家の天才が、この筆をふるった一瞬に煌めいたであろう
まさに破格の1枚だった。
大阪+建築家

前へトップページ次へ | AO | 2012/9/26