栄螺堂

会津さざえ堂は二重螺旋を持つ異色の木造建築だ。
六角形の平面形状の塔の周りを斜めの庇が連続してつながっている。
水平性、対称性を基調とした当時の宗教建築からは考えられないほどに異様である。
内部は2本の通路が上下に重なり、上りと下りが別通路となっていて
時折向こう側がちらりと見えるが、その通路とは交わることのない別空間である。
当時はこの通路に33体の観音像が安置されており、諸国巡礼ができるようになっていた。
交わることのない二重螺旋空間、そしてその内部空間をそのまま外観の意匠として
表現された斜めに連続する庇は現代建築に通ずるデザイン性を感じさせる。
神戸+設計事務所

前へトップページ次へ | SF | 2013/7/18