本物

「幼少の頃に過ごした家が、人間の感性の形成に大きく関わる」という記事があり、
昔と現在の仕上の違いを例に挙げ、本物に触れることの大切さを説いていた。
建築における本物志向とはなにか。
例えば身近な木材を例にとってみる。実物の木の角材とプリントシート貼の鋼管を
計れたところから見比べると、見分けがつかないものもある。
しかし、手に触れるとどうだろう。言うまでもなく一目瞭然。それらは決定的に違う。
木は温かい。それは木の内部には無数の導管が通っており、
たくさんの空気を内包しているからである。
建築における本物志向とは、そういった素材の持つ本質やコンテクストをどう扱うかというところにある。
木は木。木目を貼り付けた鉄管とは到底違う。
神戸+設計事務所

前へトップページ次へ | SF | 2013/7/25