廃墟


廃墟には独特の空気が流れている。
廃墟を探検するファンは多く、書店には多くの写真集が並ぶ。
風化したモノたちで囲まれた廃墟のもっている空間がありし日を偲ばせたり、
機能を失ったモノの存在自体に惹かれたり、
楽しみ方も様々だ。
建築家では、19世紀イギリスを代表するジョン・ソーンが
自ら設計したイングランド銀行の廃墟のドローイングを残している。
当時見たであろうギリシアやローマの遺構の美しさに刺激されたのか、
設計者として建物を最後まで見届けたいと思ったからか、
はたまたそれが尊敬すべき古代建築に仲間入りすることを夢見たのかもしれない。
大きな時間を経た環境はそれ自体
何がしかの力を備えているのだと思う。
神戸+建築家

 

前へトップページ次へ | AO | 2013/9/ 4