素の石垣

伊豆に杉本博司の庭がある。
石垣のある苔庭だ。
石垣は作者が富士の山深い石切り場からひとつひとつ選定し、
積み上げられている。
大きな石と平積み用の石で構成され、
一部に巨大な床石、天井石、壁石で古墳の石室のような孔が1つつくられている。
ただただ積み上げられいて、
石と石の隙間にモルタルなど余計なものはない。
自然の石が手を加えられることなくそのまま積まれた素の石垣だ。
自然の石のもつ力かひとが積み上げた力か選び構成した力なのか。
作家は自分が指図しているのか、
石によって作者が指図されているのか判断がつかなかったと言う。
神戸+建築家

前へトップページ次へ | AO | 2013/10/23