建築と植物

一般的に植物は建物を引きたてる脇役である。
その主従関係を逆転させたのが東急プラザ 表参道原宿(中村拓志)だ。
外壁の一番良いところに樹木が鎮座し、緑によってスカイラインが形成されている。
低層部は硝子貼りで、上層部にゴツゴツとした表面の外壁とそれをえぐり取るように
配置されたケヤキの植樹が並び、グランドレベルが宙に浮いたようなファサードをしている。
緑を主体とすることで建物が変形しているので、
行く先々で建物内にあるケヤキを垣間見ることができ、
建物の中にいながらにして自分が今表参道にいることを実感する。
屋上にはおもはらの森とよばれるウッドデッキと植栽に囲まれた贅沢な空間が用意されている。
さながら都会のオアシスのようだ。
神戸+設計事務所

前へトップページ次へ | SF | 2013/12/ 5