Thomas Schutte

Thomas Schutteはドイツの現代芸術を代表する作家で、
絵画も彫刻も具象だけれど、その表現は多岐にわたる。
彫刻は、まずそのスケールに圧倒される。
等身大よりずっと大きい身体、頭部が迫ってくる。
古典的な造形の頭像もあれば、
艶めかしくデフォルメされた肉体やいかめしくデフォルメされた頭、
いまにもとけだしそうな立体が並び、圧倒的な存在感をもつ。
デフォルメは本物との差異を強調しながら、その存在は真に迫る。
素材にも驚かされる。
スチール、ブロンズ、アルミニウム、土、ガラス、蝋。
彫刻表現であまりみたことのない素材が扱われる。
一方、水彩画には、彫刻と全く異なるやさしく詩的な美しさが宿る。
少ない線で対象の個性がひきだされる。
それぞれの作品のオリジナリティー、インパクト、存在感いずれも他にないパワーをもちながら、
その作品群の多様さは、まさに現代芸術を代表する才能といえるのだろう。
神戸大阪もしくは六本木+建築家もしくは設計事務所

前へトップページ次へ | AO | 2014/1/22